“森の鍛冶屋”
近江鍛工物語Histry of OHMI PRESS WORKS
AND FORGING

世界へ躍進

事業規模、拡大へ

昭和50年(1975年)には米国(ロサンゼルス)に営業所を開設、海外とのビジネスの経験を積み始めました。
昭和55年(1980年)には「創業30年」を記念して社員総出の北海道旅行をしました。
その翌年、昭和56年(1981年)は現在の本社社屋が完成、それまでの「鴬張り」と評判(と言うより床が穴だらけ)の事務所が新しくなりました。
それとあわせてドイツのバニング社製のコンピューター制御の最新ミルが本社に入りました。これを機会にリングミルの「自動化」をはかり始めました。



信楽工場竣工

そして、昭和も終わりに近い63年(1988年)に信楽工場が竣工。5000ミリ大型リングミルや大型の旋削工場や熱処理工場を多くのお客様に見ていただきました。
信楽は焼き物の町として有名であり、その昔「都」がおかれたこともあるところ(工場内に当時の遺構が見つかり遺跡指定)。
これからは「近江鍛工」があるところとして有名になりたいものです。

平成3年(1991年)、信楽工場のすぐ側で信楽高原鉄道とJRが衝突事故を起こしました。40数名の犠牲者が出ました。今はその事故が起きた直ぐ前に新名神高速道路の信楽ICができています。(平成19年/2007年開通)信楽ICのおかげで「山奥」のイメージが強かった信楽工場も往来に便利になりました。



長崎工場開設

平成6年(1994年)には長崎県松浦市に長崎工場を開設。長崎工場はその後に熱処理、旋削、ステッキ工場を増設し大きな生産拠点に成長しています。平成7年には阪神淡路大震災が発生、わが社も大阪工場勤務の貴重な人材を1人亡くしました。



世界品質へ

平成11年(1999年)品質関係の国際規格ISO9001を取得しました。海外ユーザーからの要望もありましたが、国内でも国際規格の承認が求められるようになってきていました。
平成13年(2001年)には環境関係の国際規格ISO14001を取得、省エネルギーや水、空気などの環境改善に取り組みはじめました。
各種の資格取得としては平成19年(2007年)に航空、宇宙関係のJIS Q 9100の認証取得。
平成26年(2014年)には労働安全衛生の国際規格であるOHSAS18001の認証をいただきました。

新しい一歩へ

平成17年(2005年)には創業以来のスタッフとして技術面や製造面、時には営業面と多方面に目配り、手配りしてもらった興津繁蔵専務が退任し顧問に、翌18年(2006年)には創業者・坂口曻が最高顧問に就任しました。
また平成19年(2007年)には取引先であった(有)西原運輸興業をグループ化し大型製品の輸送に能力の強化をはかりました。
また同年には「明日の日本を支える元気なモノ作り300社」に選出され経済産業大臣より表彰されました。
その後もたくさんのお客様や団体から認定や表彰を受けましたが常にお客様の要望は進化しており、われわれの進化より要望は高くなっています。
平成20年(2008年)には15,000トン油圧プレスを導入し、23年(2011年)と26年(2014年)にはドイツのSMS社のリングミルをいれて製品精度の向上に努めてきました。平成28年(2016年)にも製品精度と生産性の向上のためドイツや国内のメーカーから最新の機械設備の導入を決定しました。

今後もより高い安全と品質を求めて努力してまいります。



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